収納の順番と優先度|どこから片付けると続く?

Room Memo
「片付けてもすぐリバウンドする…」
「どこから手をつけたらいいかわからない…」
そんな悩みはありませんか?

片付けが続かない原因の多くは、“順番と優先度の間違い”にあります。
一気にやろうとしたり、いきなり収納グッズを買ったりすると、途中で挫折してしまうもの。
大切なのは、暮らしの流れに合わせて「どこから・どんな順番で」整えるかを考えることです。

この記事では、片付けが自然と続く収納の順番と優先度の決め方をわかりやすく解説します。
少しずつ進めることで、無理なくスッキリした部屋をキープできるようになります。

関連記事の
収納計画の前に知っておきたい「持ち物の見直し」ステップ
をあわせて読むと、より効果的に片付けが進められます。

この記事でわかること

  • 片付けが続かない理由と改善の考え方
  • 収納を整える“正しい順番”5ステップ
  • エリア別の片付け優先度の決め方
  • 続く片付けのための行動基準とコツ
  • やってはいけないNGパターン

「片付けよう」と思っても続かない…そんな方こそ、順番と優先度を見直すチャンスです。
焦らず進めれば、今日から“自然と片付く部屋”に変えていけます。

目次

片付けが続かない理由は「順番」が間違っているから

「よし、片付けよう!」とやる気を出しても、気づけば途中でストップしてしまう――。
私も最初はそうでした。やる気があっても続かないのは、意志の弱さではなく“順番の問題”なんです。
実は、正しい順番で進めるだけで、自然と片付けが続けやすくなります。

気合いで始める片付けが続かない理由

一気に全部を片付けようとすると、途中で疲れてしまうのが当然です。
物を出しただけで時間切れになり、「かえって散らかった…」という失敗も多いですよね。
これは、“範囲を決めずに始める”ことが原因です。

片付けは、最初に「どこから・どの順番で手をつけるか」を決めておくことが大切。
範囲を小さく区切ることで、短時間でも達成感が得られ、次につながります。

「使う頻度」と「ストレス度」で優先順位を決める

やみくもに始めるよりも、まずはよく使う場所・よく触る物から片付けるのが続くコツです。
毎日開けるクローゼットやキッチン収納など、生活動線上の“出番が多い場所”ほど整える効果が大きく、達成感を得やすくなります。

もう一つの基準はストレス度
「見るたびに気になる場所」「使いづらくてイライラする引き出し」など、ストレスが溜まりやすい箇所を優先すると、片付けの効果を体感しやすくなります。

下のように、「頻度×ストレス」で簡単にリスト化してみましょう。優先度がひと目で整理できます。

優先度 場所 理由
デスクまわり 毎日使う&散らかりやすい
クローゼット 季節ごとに見直しやすい
押し入れ・収納ケース 出番が少なく、優先度が低い

こうして可視化しておくと、「今日はどこをやるか」が明確になり、迷わず動けます。

小さな成功体験を積み上げることが続くコツ

片付けを続ける一番のモチベーションは、「やれば変わる」という実感です。
だからこそ、小さなエリアをきれいにすることから始めるのが正解。
引き出し1段、バッグの中、玄関の棚など、15分以内で完結できる場所を選びましょう。

小さな成功体験を積み重ねることで、「できた」という気持ちが次の行動を後押しします。
この流れをつくれれば、片付けは“続く習慣”に変わります。

次章では、実際にどんな順番で進めるとスムーズか、片付けの“正しい5ステップ”を紹介します。

まず手をつけるべきは?片付けの“正しい順番”5ステップ

片付けを続けるためには、勢いよりも順番が大切です。
いきなり全部を片付けようとするより、段階的に整えていくほうが、ムリなくきれいを保てます。
ここでは、暮らしに無理のない5つのステップを紹介します。

① 捨てずに「分ける」から始める

まずやるべきは「捨てる」ではなく“分ける”こと。
使っている物・迷っている物・使っていない物を、3つのボックスに分けるだけでOKです。
判断を一度にしようとせず、“保留”の選択肢を残すと気持ちがラクになります。

  • 使っている物 → 今すぐ戻す
  • 迷っている物 → 一時ボックスへ
  • 使っていない物 → 捨てる候補として保留

「捨てなきゃ」と思うと気持ちが重くなりますが、まずは“分けるだけ”。
これだけでも片付けの第一歩が踏み出せます。

② よく使う物の“定位置”を決める

片付けが続く部屋に共通するのは、物の住所が決まっていること
どこに戻すか迷わない状態をつくると、自然と散らかりにくくなります。

特によく使うアイテム(鍵・スマホ・文具など)は、「手を伸ばせば届く場所」にまとめましょう。
逆に、使用頻度が低いものを同じ場所に置くと、取り出すたびにごちゃつきやすくなります。

③ 動線上に収納を作る

物の位置は、「使う場所」と「戻す場所」をできるだけ近づけるのが鉄則です。
たとえば、朝の身支度で使うヘアアイロンやコスメは、ドレッサーではなく鏡の近くに。
出し入れの動作が少ないほど、片付けのストレスも軽くなります。

動線上に収納をつくることで、自然と“戻す習慣”が身につきます。
収納の位置を少し変えるだけで、片付けやすさが見違えることもあります。

④ あまり使わない物を「奥」へ寄せる

使用頻度の低いものは、視界から外すのがポイントです。
押し入れ・ベッド下・高い棚などの“奥のスペース”に移動させましょう。

一時的に保留したアイテムはこのタイミングで整理します。
1か月触らなかった物は「なくても困らない物」と判断してOKです。
定期的に“奥の見直し日”を設けることで、物の滞留を防げます。

⑤ 新しく収納を増やすのは最後

片付けを始めると、つい「新しい収納グッズを買おう」と思いがちですが、それは最後のステップです。
まずは今あるスペースを見直して“使い切る”ことが先。
必要な場所・サイズ・数がわかってから収納を足すと、無駄がなくなります。

収納グッズを買う前に、「本当にここに置く必要があるか」を考えること。
目的が明確な収納ほど、長く使える仕組みになります。

この5ステップを繰り返すだけで、片付けの流れが自然に身につきます。
次章では、さらに具体的に「エリア別にどこから片付けると続くか」を解説します。

エリア別の片付け優先度ガイド

部屋全体をいきなり整えようとすると、途中で手が止まりがち。
まずは「片付けやすい場所」「効果が見えやすい場所」から始めて、勢いをつけるのがポイントです。
ここでは、一人暮らしの部屋で優先的に整えたい代表的なエリアを紹介します。

クローゼット:服の季節性と使用頻度で分ける

クローゼットは、見直すと効果が実感しやすい場所
着ていない服を減らすだけで、朝の支度がぐっとスムーズになります。

コツは、季節と頻度の2軸で分けること。

  • よく着る:手前にハンガー収納
  • たまに着る:ケースや上段へ
  • 季節外:圧縮袋やボックスにまとめて保管

この順番に並べるだけで、クローゼットが「使う順」に整い、探す手間が減ります。
ワンポイント体験談:ハンガーを同じ種類にそろえると戻しやすさが上がり、翌朝の迷いも減りました。

キッチン:作業動線を邪魔するものを先に整理

キッチンは毎日使う場所だからこそ、動線の快適さが重要。
よく使う調理器具や食器は、コンロやシンクの近くに集めましょう。

使っていない調理家電・保存容器・マグカップなどは、一度一時保管ボックスへ。
1か月使わなかったものは、別の場所へ移すか手放す判断を。

引き出し内は「よく使う順」に仕切ると格段に使いやすくなります。
たとえば上段にカトラリー、下段に調理器具、奥にストック類など、使用頻度の高いものを手前に配置しましょう。
ワンポイント体験談:フタ付き容器は手前の“フタだけゾーン”を作ったら、迷子ゼロに。

デスクまわり:1日の中で最も散らかりやすい場所

在宅時間が長いほど、デスク環境は集中力に直結します。
まずは、机の上に出ている物を一度リセットし、「今使うものだけ」を戻すことから。

文具やケーブルなど細かいアイテムは、用途ごとに分けてミニボックスへ。
引き出し内も仕切りを使って、一目でわかる配置にすると散らかりにくくなります。

さらに、充電器やリモコンなど“戻し忘れがち”な物は、トレイや定位置を決めるだけで見違えます。
ワンポイント体験談:「充電ケーブルは左奥のトレイ」と決めたら、片付け時間が毎日30秒短縮できました。

玄関・洗面:小物を“戻す場所”を先につくる

玄関や洗面所は、出入りの多い場所だからこそ「使ったあとに戻す仕組み」を先につくるのが鍵。
たとえば、鍵・マスク・ハンドクリームなど外出前後に使うものは、トレーや小物入れにまとめておくと散らかりにくくなります。

洗面台では、歯ブラシ・コスメ・タオル類を用途ごとに区分け。
「立てて収納」「吊るして収納」を取り入れると、見た目もすっきり整います。

どちらの場所も、まずは“戻す場所を決める”ことから。
見た目よりも動作のしやすさを優先すると、自然と整った状態が続きます。
ワンポイント体験談:玄関の小皿トレイを鍵の“住所”にしただけで、出発前の捜索がゼロに。

ここまで整うと、片付けの基礎動線ができあがります。
次章では、どんな基準で優先順位を決めるとムリなく続けられるかを詳しく見ていきましょう。

優先順位を決める3つの基準

どこから片付けるか迷ったときは、“感覚”ではなく“基準”で判断すると続けやすくなります。
片付けは時間にも体力にも限りがあるからこそ、今の暮らしに影響が大きい場所から整えるのがコツ。
ここでは、迷ったときに使える3つの基準を紹介します。

1. 使用頻度が高いかどうか

最も優先したいのは、毎日使うもの・よく触れる場所です。
使う回数が多いものほど、散らかりやすくストレスも大きくなります。
ここを整えるだけで、生活全体の快適度が一気に上がります。

たとえば、次のようにチェックしてみましょう。

  • 毎日使う → 優先度「高」
  • 週に数回使う → 優先度「中」
  • 月に一度以下 → 優先度「低」

使用頻度の高い場所を整えることで、「よく使う → すぐ戻す」という流れが自然に身につきます。
忙しい朝、探し物がすぐ見つかるだけでも、気持ちに少し余裕が生まれます。

2. ストレスを感じやすい場所かどうか

片付けの目的は「見た目を整えること」ではなく、ストレスを減らすこと
開けるたびにため息が出る引き出しや、物があふれて扉が閉まらない棚など、日常でストレスを感じる場所から整えましょう。

「開けるたびに気になる」「なんとなくモヤッとする」──そんな感覚がある場所は、片付けの効果が出やすいところです。
引き出しをひとつ整理するだけでも、「ここだけは気持ちいい」と感じる瞬間が生まれます。

また、ストレスの原因をメモしておくと、次の片付け計画にも役立ちます。

例:「出し入れしにくい」「物が多すぎて探せない」「掃除が面倒」

気になる場所を見つけたら、「ここを片付けたら気分が変わりそう」と感じる順にリスト化してみましょう。

3. 成功体験を得やすい小さな範囲かどうか

最後の基準は、短時間で成果を感じられるかどうかです。
大きな場所よりも、15〜30分で完結できる“小さなエリア”を優先しましょう。

たとえば、デスクの引き出し1段、バッグの中、冷蔵庫のドアポケットなど。
「やれば終わる」と思える範囲から手をつけることで、達成感が得られ、片付けが続きやすくなります。

小さな成功体験が積み重なると、「もう少し整えたい」と自然に次の場所へ手が伸びるようになります。
この流れができると、片付けは“頑張ること”ではなく、暮らしの中に溶け込む習慣へと変わっていきます。

この3つの基準を意識するだけで、「どこから手をつけるべきか」が明確になります。
次章では、やってしまいがちな片付け順番のNGパターンを紹介します。

やってはいけない片付け順番のNG例

片付けを続けたいなら、「やってはいけない順番」を知っておくことも大切です。
正しい手順を守るより、NGパターンを避ける方がうまくいくこともあります。
ここでは、多くの人がつまずきやすい片付けの“落とし穴”を紹介します。

「全部出して全部片付ける」は続かない

テレビやSNSで見かける「全部出して一気に片付ける」方法。
実は、限られた時間とスペースの中では現実的ではないことが多いです。
私も以前、クローゼットの中身を全部出して「今日こそ片付けるぞ」と意気込んだのですが、途中で疲れてしまって結局その日は元に戻せず…。
翌朝の支度が大変だったことを今でも覚えています。

一人暮らしの部屋では、ベッドやテーブルが“作業台”を兼ねることも多く、全部出すと生活スペースがなくなってしまいます。
まずは、「一部だけ出して、一部だけ整える」方法でOK。
小さな範囲を整えていくほうが、ムリなく続けられます。

収納グッズから買うのは逆効果

「片付けたいから、まずは収納を増やそう」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
私も以前、やる気に任せてボックスや仕切りをたくさん買い込んだことがあります。
けれど、入れるものが定まっていなかったせいで、かえってごちゃごちゃになってしまいました。

収納グッズは、“物の量と場所が決まってから”選ぶのが正解です。
手元に残す物のサイズや数がわかれば、最小限の収納でも足ります。
収納を増やすより、「必要な分だけを残す」ほうがずっとすっきり見えることも多いんです。

Room Memoでは、収納グッズを選ぶ前にこちらの記事もおすすめしています:
収納グッズの選び方|素材・サイズ・耐久性を解説

他人のやり方をそのまま真似しない

「SNSで見た収納術をそのまま真似したのに、うまくいかなかった…」そんな経験はありませんか?
それは、自分の暮らしの流れに合っていない方法を取り入れてしまっただけかもしれません。

私も以前、おしゃれな収納実例を参考に“見せる収納”に挑戦しましたが、忙しい朝には戻す時間が取れず、結局散らかってしまいました。
見た目よりも「自分が無理なく続けられる仕組み」を優先することが大切だと感じます。

  • 自分の使う頻度に合っているか?
  • 動線に合っているか?
  • 性格的に負担がないか?

この3つを意識して選ぶだけで、片付けのストレスがぐっと減ります。
「人の正解」より「自分の心地よさ」を軸にすることが、長く続けるコツです。

ここまでで、片付けの順番と優先度の考え方が整理できました。
次は、よくある悩みを解消するためのQ&Aセクションで、実践に役立つヒントを紹介します。

よくある質問(Q&A)

「片付けても続かない」「やる気が続かない」——そんな悩みを抱える人は少なくありません。
気合いを入れて始めたのに、途中で止まってしまう…そんなときは、進め方を少し変えるだけで驚くほどラクになります。
ここでは、片付けの“順番”や“優先度”を見直すときによくある質問をQ&A形式で紹介します。

Q. どこから手をつけても途中で止まってしまいます

A. 範囲を小さく区切るのがポイントです。
「今日は引き出し1段」「今日はバッグの中だけ」など、短時間で終わる範囲にすることで達成感が得られ、続けやすくなります。

Q. 捨てられない物が多くて片付けが進みません

A. 無理に捨てようとせず、まずは「一時ボックス」を作りましょう。
迷う物はそこにまとめて1〜2か月後に見直すと、自然と気持ちが整理されます。
関連記事:捨てずに片付く!物を減らさない整理整頓術

Q. 収納を増やしても散らかってしまうのはなぜ?

A. 収納の順番が逆になっている可能性があります。
収納を増やす前に、「使う頻度順」「動線順」に物の場所を整理しましょう。
収納は“最後のステップ”と考えると、散らかりにくくなります。

Q. 忙しくて片付けの時間が取れません

A. 「ながら片付け」を取り入れてみましょう。
テレビを見ながら、通話をしながら、1分だけ整理など、日常のすき間時間を活用します。
“完璧を目指さない片付け”が続くコツです。

Q. 片付けをしてもまた散らかってしまいます

A. 原因は“戻す仕組み”ができていないこと。
よく使う物ほど、出しやすく戻しやすい場所に配置しましょう。
関連記事:収納動線とは?暮らしをラクにする考え方と実例

まとめ

片付けが続かない原因は、やる気や性格ではなく「順番と優先度」にあります。
よく使う場所から少しずつ整えるだけで、無理なく片付けを習慣化することができます。
完璧を目指すよりも、暮らしの中で動きやすい流れをつくることが大切です。

今回紹介したように、「分ける → 定位置を決める → 動線を整える」という流れを意識すれば、
自然と散らかりにくく、リバウンドしない部屋がつくれます。
焦らず、自分のペースで少しずつ整えていきましょう。

Room Memo
片付けは「一気にやること」ではなく、「続けられる順番を見つけること」。
小さな達成感を積み重ねて、暮らしが軽くなる仕組みを育てていきましょう。

さらに詳しく知りたい方は、整理の考え方や動線づくりの記事も参考にしてみてください。
収納の基本|整理と片付けの違いと始め方
収納動線とは?暮らしをラクにする考え方と実例をあわせて読むと、より効果的に片付けが進められます。

Room Memo 収納シリーズ

一人暮らしの収納を体系的に学べる、Room Memoの人気シリーズです。基礎から応用まで、暮らしに合った整え方をステップごとに紹介しています。

全21記事はこちら:収納の基本 完全ガイド

もっと詳しく調べたい方は、収納や整理整頓に役立つ一次情報をまとめた
参考リンク集もチェックしてみてください。

目次